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ホーキング博士の名言

ブラックホールに関する新理論を提唱したり、『ホーキング、宇宙を語る』などの著書で一般人に宇宙論を解説したスティーヴン・ホーキング博士。
2018年3月に76歳で亡くなられました。
著書・インタビュー・講演などで多くの名言を残されていますが、今回は私が好きな言葉をご紹介したいと思います。

自分の子供たちに対するアドバイス

1つ、空を見上げること。足元は見るな。
2つ、仕事を決してあきらめないこと。
仕事は意味と目的を与えてくれる。
仕事がなければ人生は空虚。
3つ、幸運にも愛を見つけることができたら、その存在を忘れず、投げださないこと。

 

One, remember to look up at the stars and not down at your feet.
Two, never give up work. Work gives you meaning and purpose and life is empty without it.
Three, if you are lucky enough to find love, remember it is rare and don’t throw it away.

 

(以下↓が参照元です。)

abc Newsのインタビューで、自分の子供たちに対するアドバイスを聞かれた際に答えた言葉です。
インタビューアが”It’s a beautiful advice.”と感想を述べているのに同感します。

高い目標を持つことの意義

1つ目の「空を見上げること。足元は見るな。」については、人生に高い目標を掲げることの意義を説いておられると私は解釈しています。
大切なことだと思います。

忍耐力を持つことの重要性

2つ目の仕事に関するくだりは、忍耐力を持つことの重要性から始まっています。
想像するに、理論物理学は頭の中で思考を巡らせ、意見を交換し、気がついた矛盾を潰していく作業の連続であることからして、相当に忍耐力を要する学問と思われます。
ホーキング博士は忍耐力に関しては2005年にも以下のように発言しています。

行き詰まっても、逆上してはいけない。
何が問題かを考え、他の方法を試す。
前に進む道を見つけるのに何年もかかることもある。
ブラックホール情報パラドックスには、29年かかった。

It is no good getting furious if you get stuck.
What I do is keep thinking about the problem but work on something else.
Sometimes it is years before I see the way forward.
In the case of information loss and black holes, it was 29 years.

(以下↓が参照元です。)

同じテーマに29年間取り組み続けられる意志の強さというか、粘り強さには脱帽させられます。

愛について

さて、冒頭の言葉に戻ります。
3つ目の愛についてのくだりは私が最も好きな部分ですが、凡人離れした頭脳を持ち宇宙という深遠な謎に取り組むホーキング博士が、愛に重きを置き、愛に囲まれて生涯を終えられたのだろうと思うと何だかほっとします。

以上、今回は理系うんちくではなく、理系の学者が残した名言をご紹介させていただきました。
自分の子供にも伝えたいと思います。

ABOUT ME
ichiro.k
53歳。大手素材メーカーで複数の営業部門、複数のスタッフ部門を渡り歩き、50歳を過ぎて新規用途探索・製品開発に関わる。文系の学部卒で後にMBAを取得した超文系人間だが、周りが理系だらけの職場で長年勤務することで技術の「知ったかぶり」が得意技に。本ブログでも何となくわかったかのような技術ネタを、さわりだけご紹介し読者の方々の「知ったかぶり」度向上に貢献します。