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元素・原子・分子の違い

理系科目苦手意識の元凶

私もそうなのですが、中学時代に理系科目に苦手意識を抱いてしまった理由として、「スイヘーリーベーボクノフネ〜」で有名な周期表や、元素・原子・分子といった似ているようで違いがよくわからない単語が出現したことがきっかけになっている人が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、元素・原子・分子の違いをごく簡単にまとめてみました。

元素(げんそ)

元素とは現在100種類超が見つかっている、物質を構成する基本的な成分のことです。
「スイヘーリーベーボクノフネ〜」で有名な周期表に載っているものですね。
これを中学の理科の教科書で見て、自分とは縁遠い世界と感じ、挫折してしまった方は多いのではないでしょうか(私もその一人です)。

原子(げんし)

原子も元素と似たような概念なのですが、少しだけ異なります。
以前の投稿で、原子は原子核を中心として電子が周りの軌道を回っている構造であると書かせていただきました。
さらに細かく見ていくと原子核は陽子と中性子とで構成されてるのですが、水素とかヘリウムといった原子の種類の違いは、原子核の中の陽子の数で決まるそうなのです。
陽子数1が水素、2がヘリウム、、、といった具合ですね。
ただし、同じ陽子数を持つ原子のグループの中に、中性子の個数が異なるものもあるそうで(これを同位体と呼ぶそうです)、原子はこれら同位体をそれぞれ異なるものとして区別する単位、元素は区別しないで同じ種類として扱う単位だそうです。

分子(ぶんし)

最後に分子ですが、分子とは原子がいくつか結合して安定的になったものを指します。
例えば、二酸化炭素(CO2)の分子であれば、炭素原子(C)1つと酸素原子(O)2つの、合計3つの原子が結びついてできています。元素としては2種類ということになります。

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ichiro.k
53歳。大手素材メーカーで複数の営業部門、複数のスタッフ部門を渡り歩き、50歳を過ぎて新規用途探索・製品開発に関わる。文系の学部卒で後にMBAを取得した超文系人間だが、周りが理系だらけの職場で長年勤務することで技術の「知ったかぶり」が得意技に。本ブログでも何となくわかったかのような技術ネタを、さわりだけご紹介し読者の方々の「知ったかぶり」度向上に貢献します。