Uncategorized

遊園地のティーカップと天体の動き

先日、娘と遊園地へ遊びに行きました。
娘は昔ながらのアトラクションであるティーカップ(コーヒーカップとも呼ばれますね)に乗り、自分の乗っているカップをグルグル回して楽しみました。
今回は、ティーカップを見ていて連想したことをご紹介したいと思います。

ティーカップと天体の動きの共通点

娘の乗ったカップはカップ自体の回転のみならず、カップが複数載った台座もグルグル回り、さらに複数の台座が載った大きな台座も回っていました。
このアトラクションを外側から見ていた私からは、娘の乗ったカップは回転軸が複数あることでかなり複雑な運動をしているように見えました。

さて、ティーカップの動きから、私は地球の自転、地球が太陽の周りを回る公転、そして太陽系が天の川銀河の中心に対して示す回転運動である銀河回転を連想しました。
複数の回転軸の影響を受け、地球はティーカップのように激しく複雑に移動しているのです。

自転・公転・銀河回転のスピード感

自転・公転・銀河回転がティーカップと異なるのは、その圧倒的なスピード感の違いです。
それぞれ以下のようになります。

自転: 460m/秒 (赤道付近)
公転: 30km/秒 
銀河回転: 220km/秒(太陽系付近)

普段私たちは意識することがないですが、私たちの乗り物(=地球)はとてつもない速度で、しかも複数の軸で、回転運動をしているのです。

ちなみに、自転は1日で1回転、公転は1年で太陽の周りを一周、というのは馴染み深いですが、太陽系付近での銀河回転は約2.4億年で天の川銀河を一周するそうです。

私たちが遠心力で吹っ飛ばない理由

ティーカップでは早くカップを回しすぎると目が回って気持ちが悪くなったりする人がいらっしゃると思います。
地球は秒速数百メートルから数百キロメートルで回転していますので、私たちは遠心力で吹っ飛んで行ってしまいそうなものですが、そこがそうならないのが重力のおかげということになります。
地球、太陽、そして天の川銀河を満たす暗黒物質や暗黒エネルギーの持つ質量のおかげで、私たちは宇宙の果てに吹っ飛んで行かずに済んでいるのです。

ABOUT ME
ichiro.k
53歳。大手素材メーカーで複数の営業部門、複数のスタッフ部門を渡り歩き、50歳を過ぎて新規用途探索・製品開発に関わる。文系の学部卒で後にMBAを取得した超文系人間だが、周りが理系だらけの職場で長年勤務することで技術の「知ったかぶり」が得意技に。本ブログでも何となくわかったかのような技術ネタを、さわりだけご紹介し読者の方々の「知ったかぶり」度向上に貢献します。